海外旅行保険はエポスカードだけで足りるのか、初めての海外旅行だと不安ですよね?
あなたが今、「持っているクレカがエポスカードだけなんだけど、これだけで海外旅行保険は足りるのかな?」と悩んでいるなら、この記事はきっと役に立ちますよ!
クレジットカードのことをいろいろ調べてきた経験から、エポスカードの海外旅行保険について詳しくご紹介します。
この記事の要点
- エポスカード(ノーマル)は年会費無料でありながら、基本的な海外旅行保険が付帯している
- 保険適用には旅行代金をエポスカードで支払う「利用付帯」条件を満たす必要がある
- 旅行の内容や渡航先によっては、補償が不足する可能性もあるので注意が必要
- 万全を期すなら上位カードへの切り替えや追加保険の検討も視野に入れるべき
海外旅行って楽しみですよね!でも同時に「もし現地で病気になったらどうしよう」「荷物が盗まれたら…」など不安もつきもの。
そんな時に頼りになるのが海外旅行保険です。
クレカについて詳しくない方は「エポスカードだけで大丈夫かな?」と心配になるかもしれません。
この記事では、エポスカード(ノーマル)の海外旅行保険について徹底解説します!条件や補償内容、そして本当に足りるのか?について一緒に見ていきましょう。
海外旅行保険はエポスカード(ノーマル)だけで大丈夫?適用条件と補償内容
結論から言うと、エポスカード(ノーマル)の海外旅行保険は、年会費無料のカードとしてはかなり充実した内容になっています。
でも、保険が適用されるためには必ず守るべき条件があります。
まず知っておいてほしいのは、エポスカードの海外旅行保険は「利用付帯」という形式だということ。
- 利用付帯とは何か?
- 具体的な適用条件
- 補償内容と金額
- ゴールドカードとの比較
それぞれについて詳しく解説していきますね!
利用付帯とは何か?
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
エポスカード(ノーマル)の場合は「利用付帯」。つまり、旅行代金をそのカードで支払わないと保険が適用されないという条件があるんです。
「え、じゃあ全額カードで払わないといけないの?」と焦る必要はありません。
航空券の一部だけでもOK!例えば10万円の旅行代金のうち、1,000円だけエポスカードで支払っても適用されます。
ただし、現金のみで支払った場合はいくら頑張っても保険は使えないので要注意。
具体的な適用条件
エポスカード(ノーマル)の海外旅行保険が適用される条件は、実はかなり細かく決まっています。
まず、2023年10月1日以降に出発する旅行の場合、日本出国前に以下のいずれかをエポスカードで支払っている必要があります。
- 宿泊を伴う募集型企画旅行(いわゆるパッケージツアー)の代金
- 公共交通機関(飛行機、電車、船、バスなど)の料金
また、カード発行日の翌日以降に日本を出発する必要があり、補償期間は最大90日間までです。
「あれ?友達や家族も一緒に行くんだけど、その人たちも保険対象になるの?」
残念ながら、エポスカード(ノーマル)の場合はカード会員本人のみが対象です。
家族も含めて補償が欲しい場合は、別途保険に加入するか、上位カードを検討する必要があります。
補償内容と金額
では、具体的にどんな補償があるのか?金額はいくらなのか?を見ていきましょう。
補償項目 | 補償額(上限) |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故限度) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病限度) |
賠償責任 | 3,000万円(免責なし) |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円(免責3,000円) |
「なるほど、結構手厚そうだけど、これで十分なの?」
年会費無料のカードとしては、かなり充実した内容です。
特に傷害・疾病治療費用が合計で約470万円まで補償されるのは、短期旅行なら心強いでしょう。
ただし注意したいのは、携行品損害の免責3,000円。これは3,000円以下の損害は補償されないという意味です。
また、高価なカメラやパソコンを持っていくなら、20万円という上限は少し心もとないかもしれません。
ゴールドカードとの比較
エポスカード(ノーマル)とゴールドカードでは、補償内容に違いがあります。
補償項目 | エポスカード(ノーマル) | エポスカード(ゴールド) |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 300万円 |
賠償責任 | 3,000万円 | 5,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円(免責3,000円) | 50万円(免責3,000円) |
家族特約 | なし | なし |
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
ゴールドカードにすると保険金額がアップする項目が多いですが、付帯条件(利用付帯)は変わらないのが特徴です。
また、意外にも家族特約はゴールドカードでもついていないので、家族も含めた補償を希望する場合は別途検討が必要です。
ただ、エポスゴールドカードは条件を満たせば年会費無料になるケースもあるので、利用頻度が高い方は検討する価値があるでしょう。
>>>関連記事


エポスカード(ノーマル)の海外旅行保険だけでOKなケース/不安なケース
「じゃあ結局、私の旅行にはエポスカード(ノーマル)だけで足りるの?」
これは正直、あなたの旅行スタイルや渡航先によって大きく変わります。
私の経験から言うと、旅行の内容によって「これなら十分!」というケースと「ちょっと心配…」というケースがあります。
- エポスカード(ノーマル)だけでOKなケース
- エポスカード(ノーマル)だけでは不安なケース
- 判断のポイント
一緒に確認していきましょう!
エポスカード(ノーマル)だけでOKなケース
次のようなケースであれば、エポスカード(ノーマル)だけでも十分かもしれません。
状況 | 理由 |
---|---|
短期間(1週間程度)の旅行 | 病気や怪我のリスクが比較的低い |
アジア圏など医療費が比較的安い国への旅行 | 治療費用の補償額(合計約470万円)で十分対応できる可能性が高い |
高価な携行品を持たない旅行 | 携行品損害の限度額20万円でカバーできる |
一般的な観光がメインの旅行 | 危険なスポーツなどに比べてリスクが低い |
健康状態に問題がない場合 | 突発的な病気のリスクが低い |
例えば、タイやベトナム、台湾などへの1週間程度の観光旅行で、高価なカメラやブランド品を持っていかないなら、エポスカード(ノーマル)の保険だけでも十分でしょう。
また、若くて健康な方で、特に危険なアクティビティを予定していない場合も、基本的には問題ないことが多いです。
ただし必ず旅行代金をエポスカードで支払うことを忘れないでくださいね。
実際、友人が「海外旅行保険のために持っていたのに、うっかり現金で航空券を買っちゃった」というケースを見たことがあります。
かなりもったいない失敗なので、予約時には必ずエポスカードを使うようにしましょう!
エポスカード(ノーマル)だけでは不安なケース
反対に、次のようなケースではエポスカード(ノーマル)だけでは補償が不足する可能性があります。
状況 | 理由 |
---|---|
アメリカやヨーロッパなど医療費が高額な国への旅行 | アメリカなどでは入院1日で数十万円かかることも |
90日を超える長期滞在 | 補償期間が最大90日間のため |
高価な携行品(カメラ、PC、ブランド品など)を持参 | 携行品損害20万円では不足する可能性 |
スキー、ダイビングなど危険度の高いアクティビティ | ケガのリスクが高く、特約が必要な場合も |
持病がある場合 | 突発的な症状悪化のリスクがある |
家族や友人も一緒に保険適用したい場合 | 本人のみの補償のため |
特にアメリカへの旅行は要注意です!
アメリカの医療費は世界的に見ても非常に高額で、盲腸の手術だけで100万円を超えることも珍しくありません。
実際、知人がニューヨークで急に腹痛を起こして病院に行ったら、検査だけで20万円以上請求されたという話を聞いたことがあります。
また、高級カメラや最新のスマホ、ブランドバッグなどを持って行く予定があれば、携行品損害20万円ではカバーしきれない可能性も。
長期滞在や冒険的な旅行を計画している方は、補償内容を今一度確認して、必要であれば追加の保険を検討した方が安心です。
判断のポイント
では、自分の旅行にエポスカード(ノーマル)の保険だけで十分かどうか、どうやって判断すれば良いのでしょうか?
以下のポイントを自分自身に質問してみてください。
チェックポイント | 「はい」なら別途保険を検討 |
---|---|
渡航先はアメリカ、カナダ、ヨーロッパなど医療費が高い国か? | これらの国では軽い治療でも高額になることがある |
90日以上の長期滞在予定があるか? | エポスカードの保険は最大90日間まで |
高価な携行品(合計20万円超)を持っていくか? | 携行品損害は20万円が上限 |
スキーやダイビングなど特殊なアクティビティをするか? | アクティビティによっては対象外になる場合も |
持病や健康上の不安があるか? | 症状悪化のリスクがある場合は追加保険を検討 |
家族や友人も保険対象にしたいか? | 本人以外は対象外 |
これらの質問に「はい」が多い場合は、エポスカード(ノーマル)だけでなく、追加の保険や上位カードを検討した方が良いでしょう。
結局のところ、海外旅行保険は「万が一」のための備え。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていても、実際に海外で何かあった時のストレスや金銭的負担を考えると、少し多めに保険をかけておく方が安心です。
私自身も「大丈夫だろう」と思って最小限の保険だけで海外に行ったことがありますが、実際に現地で体調を崩した時は「もっとしっかり保険に入っておけば良かった…」と後悔した経験があります。
エポスカード所持の人が海外旅行保険を万全するためにできること
「分かった!でも、もっと安心して旅行したいな…」
そんなあなたのために、エポスカードを持っている人が海外旅行保険を万全にするためにできることをまとめました。
海外旅行はせっかくの楽しい経験。
不安があると十分に楽しめないこともありますよね。
- 旅行代金の支払い方法を確実にする
- 上位カードへの切り替えを検討する
- 別途海外旅行保険に加入する
- 現地でのトラブル対応の準備をする
一つずつ見ていきましょう!
旅行代金の支払い方法を確実にする
まず最優先で行うべきなのが、旅行代金をエポスカードで支払うということ。
これはどんなに忘れないでください!エポスカードの海外旅行保険は「利用付帯」なので、この条件を満たさないと一切保険が適用されません。
支払対象 | 保険適用の有無 |
---|---|
航空券の代金をエポスカードで支払う | ○(適用されます) |
ツアー代金をエポスカードで支払う | ○(適用されます) |
空港までの電車代をエポスカードで支払う | ○(適用されます) |
現金のみで支払う | ×(適用されません) |
他のクレジットカードで支払う | ×(適用されません) |
支払いの金額に最低ラインはないので、例えば航空券10万円のうち1円でもエポスカードで支払えば条件クリアです。
ただし、必ず日本を出国する前に支払いを済ませておく必要があります。
「旅行代金」の定義も知っておくと便利です。
- 宿泊を伴う募集型企画旅行(パッケージツアー)の代金
- 公共交通機関(航空機、電車、船舶、バスなど)の料金
ホテル代だけをエポスカードで支払った場合は、厳密には条件を満たさない可能性があるので注意してください。
上位カードへの切り替えを検討する
より充実した補償が欲しい場合は、エポスカードのグレードアップを検討するのもひとつの選択肢です。
カード種類 | 補償内容の特徴 | 年会費 |
---|---|---|
エポスカード(ノーマル) | 傷害死亡・後遺障害3,000万円、治療費用計470万円 | 無料 |
エポスゴールドカード | 傷害死亡・後遺障害5,000万円、治療費用計600万円、携行品50万円 | 条件付きで無料(通常5,000円+税) |
エポスプラチナカード | さらに充実した補償、家族特約付き | 有料 |
特にエポスゴールドカードは、条件を満たせば年会費無料になるケースもあるので、利用頻度が高い方には検討する価値があります。
また、上位カードになると海外旅行保険だけでなく、空港ラウンジの利用や国内旅行保険など、他の特典も充実してくるのでお得感が増します。
「でも、いきなりゴールドカードに申し込むのはハードルが高い…」という方は、まずはノーマルカードを利用して実績を作り、後からインビテーション(招待)を待つという方法もあります。
別途海外旅行保険に加入する
より確実に安心したいなら、別途海外旅行保険に加入するという選択肢もあります。
保険タイプ | メリット | 費用目安(1週間) |
---|---|---|
保険会社の海外旅行保険 | 自分に必要な補償を選べる、家族も含められる | 3,000〜10,000円程度 |
クレジットカード付帯の保険との併用 | 補償額が合算され、より手厚くなる場合がある | 別カードの年会費による |
旅行代理店での保険加入 | ツアー予約と同時に加入できて便利 | 3,000〜8,000円程度 |
特にアメリカやヨーロッパなど医療費が高額な国へ行く場合は、念のため追加保険を検討することをおすすめします。
保険会社の海外旅行保険なら、より高額な治療費補償や携行品補償を選べますし、家族全員をカバーすることも可能です。
もし他にもクレジットカードを持っているなら、それらの付帯保険も確認してみましょう。
複数のカードの付帯保険を併用することで、より手厚い補償が得られる場合もあります(ただし一部の保険金は合算できない場合もあるので注意)。
現地でのトラブル対応の準備をする
いざという時のために、エポスカードの海外旅行保険サポートデスクの連絡先をメモしておきましょう。
準備しておくもの | 内容・目的 |
---|---|
エポスカードのサポートデスク連絡先 | 海外からでも24時間日本語で対応してもらえる |
保険証書のコピー | スマホ内に保存しておくと便利 |
パスポートのコピー | 紛失時に再発行手続きがスムーズに |
現地の日本大使館・領事館の連絡先 | 緊急時のサポート窓口として |
特にトラブルが起きたら必ずエポスカードのサービスカウンターに連絡することを忘れないでください。
病院の手配や保険金請求の方法を案内してもらえますし、場合によってはキャッシュレス診療が可能な提携病院を紹介してもらえることも。
また、旅行前に渡航先の治安情報や医療事情なども調べておくと、より安心です。
外務省の「たびレジ」に登録しておくと、渡航先の最新情報を随時受け取れるのでおすすめですよ。
旅行をより安心して楽しむための準備をしっかりしておけば、いざという時の不安も軽減できます。
海外旅行保険はエポスカードだけのまとめ
エポスカード(ノーマル)の海外旅行保険について、詳しく見てきました。
- エポスカード(ノーマル)は年会費無料でありながら、基本的な海外旅行保険(傷害死亡・後遺障害3,000万円、治療費用計470万円など)が付帯している
- 「利用付帯」なので、必ず旅行代金をエポスカードで支払う必要がある
- 短期間の一般的な旅行や医療費が比較的安い国への旅行なら、エポスカード(ノーマル)だけでも十分な場合が多い
- アメリカなど医療費が高額な国への旅行や、長期滞在、高価な携行品の持参、危険なアクティビティを予定している場合は、追加の保険や上位カードを検討すべき
- より安心したいなら、エポスゴールドカードへの切り替えや別途海外旅行保険への加入を検討するのがおすすめ
- 万が一に備えて、エポスカードのサポートデスク連絡先など、必要な情報は事前に準備しておこう
海外旅行は人生の素晴らしい経験になる一方で、思わぬトラブルが起こります。
補償があるから大丈夫と過信せず、慎重にお出かけください。
コメント