「JCBカードW、還元率高くて年会費無料って聞いたけど、そんなにいいことばかりじゃないよね?」
こんな疑問を持ったことありませんか?
今回は、JCBカードWの「見落としがちなデメリット」について、本音でお伝えしていきますね。
特に、年齢制限やポイントの貯まり方など、申し込む前に知っておくと後悔しない選択ができますよ。
この記事の要点
- JCBカードWは39歳までしか申し込めないという年齢制限あり
- 海外や一部店舗ではVISA・MasterCardより使いにくい場合も
- Oki Dokiポイントは交換先によって価値が変わるため使い方に工夫が必要
- QUICPayでの利用はポイント対象外になるケースがある
- 家族カード・ETCカードも年齢制限あり
「やっぱりメリットだけじゃないのね…」と思った方、安心してください。
この記事では、JCBカードWのデメリットを正直にお伝えしつつ、どんな人にとってはむしろメリットが大きいのかも解説します。
あなたのライフスタイルに合わせて、賢いカード選びの参考にしてくださいね。
JCBカードWのデメリット5選(他社の主要カードとの簡易比較表)
「年会費無料なのに還元率が高い!」と話題のJCBカードW。
でも実は、知っておくべきデメリットもあるんです。
お得なメリットの裏側にある意外な落とし穴を、他社カードと比較しながら詳しく見ていきましょう。
- 39歳までという年齢制限の壁
- 海外・一部店舗での利用制限
- Oki Dokiポイントの使い勝手
- QUICPay利用時の注意点
- ETCカードは別途申し込みが必要
まずは、JCBカードWと他社の人気クレジットカードを比較してみました。
比較項目 | JCBカードW | 楽天カード | 三井住友カード | イオンカード |
---|---|---|---|---|
年齢制限 | 18~39歳まで | 18歳以上(高校生不可) | 18歳以上(高校生不可) | 18歳以上(高校生不可) |
国際ブランド | JCBのみ | VISA/Master/JCB/AMEX | VISA/Master | VISA/Master/JCB |
基本還元率 | 1.0% | 1.0% | 0.5~1.0% | 0.5% |
ポイント種類 | Oki Dokiポイント | 楽天ポイント | Vポイント | WAONポイント |
国内旅行保険 | なし | なし | なし | なし |
この表を見ると、JCBカードWの最大の特徴は「年齢制限」であることがわかりますね。
それでは、各デメリットについて詳しく見ていきましょう。
39歳までという年齢制限の壁
JCBカードWの最も大きなデメリットは、申し込み可能年齢が18歳~39歳までに限定されている点です。
「えっ、40歳になったら使えなくなるの?」って心配する声もよく聞きますが、安心してください。
一度作れば40歳以降も継続して使用できます。
ただし、新規申込は39歳までなので、「アラフォー」に差し掛かっている方は要注意。
今が最後のチャンスかもしれません。
他社カードの多くが年齢上限を設けていないことを考えると、これはかなり特徴的な制限です。
「若者向けカード」という位置づけなんですね。
海外・一部店舗での利用制限
海外旅行や出張が多い方にとって、これは見逃せないポイント。
国際ブランドとしてのJCBは、海外ではVISAやMasterCardと比べて加盟店が少ない傾向にあります。
特に欧米圏では「このカード使えません」と言われるケースも。
「せっかく海外に行ったのに、カードが使えなくて現金を下ろさなきゃいけなかった…」なんて状況は避けたいですよね。
VISAやMasterCardと比べると、その差は徐々に縮まってきているものの、まだ完全に解消されたわけではありません。
海外利用が多い方は、JCBカードWを主力カードにするのではなく、VISAやMasterCardのサブカードも持っておくといいかもしれませんね。
Oki Dokiポイントの使い勝手
ポイントの使い勝手も重要なポイントです。
JCBカードWで貯まる「Oki Dokiポイント」は、交換先や還元率に少しクセがあります。
楽天ポイントやTポイントのような「どこでも使える」汎用性の高さはやや弱いと感じる方も。
ただし、使い方次第では高還元も可能です。
例えばnanacoポイントへの交換なら1ポイント=5円相当(還元率0.5%)、JCBトラベル代金充当なら1ポイント=4円相当になるケースも。
つまり、交換先によって価値が変わるのが特徴なんです。
「ポイントはシンプルに現金や電子マネーに交換したい」という方には、少し手間に感じるかもしれませんね。
QUICPay利用時の注意点
便利なタッチ決済の「QUICPay」。
でも実は、QUICPayでの利用はキャンペーンや店舗によってはポイント対象外になることがあるんです。
「えっ、ポイント付かないの?」と思うかもしれませんが、店舗によっては通常のクレジットカード決済と扱いが異なるケースがあります。
特にApple Payと組み合わせて使う場合は注意が必要。
「せっかくApple PayでQUICPay決済したのに、ポイントが思ったより付いてない…」なんてことにならないよう、事前に確認しておきましょう。
最近はキャッシュレス決済が当たり前になってきているだけに、このデメリットは意外と盲点になりがち。
ETCカードは別途申し込みが必要
ETCカードは年会費無料ですが、別途申し込みが必要です。
「ETCカードも自動的に発行されると思ってた!」という勘違いをしないように注意しましょう。
申し込み時に忘れると、後から追加で手続きが必要になって手間がかかります。
JCBカードWのデメリットを受けやすいタイプの人
JCBカードWは多くの魅力を持つカードですが、人によってはデメリットをより強く感じる場合があります。
あなたは以下のタイプに当てはまりますか?当てはまる項目が多いほど、JCBカードWのデメリットを受けやすい可能性が高いです。
- 40歳以上の方
- 海外利用が多い方
- 保険サービスを重視する方
- JCB優待店以外での利用が中心の方
それぞれのタイプについて、なぜJCBカードWのデメリットを受けやすいのか、詳しく見ていきましょう。
ユーザータイプ | デメリットを感じる理由 | おすすめ代替カード |
---|---|---|
40歳以上 | 新規申込不可 | JCBカードS/JCBゴールド |
海外利用が多い | 加盟店が少ない | 楽天カード(VISA) |
保険重視 | 国内旅行保険なし | 三井住友カード |
JCB優待店以外中心 | 還元率が平均的 | PayPayカード |
40歳以上の方
「40歳を過ぎたからといって、お得なカードが持てないなんて…」
そう思う方も多いでしょう。
残念ながら、JCBカードWは18歳~39歳までしか申し込めないという明確な年齢制限があります。
これは多くのクレジットカードにはない珍しい制限。
40歳以上の方が新規にJCBカードWを作ることは、どんなに信用度が高くても、どんなに年収が高くても不可能です。
「すでに持っているなら40歳以降も継続して使える」という点は救いですが、新規発行を検討している40歳前後の方にとっては、「急いで申し込まなきゃ!」というプレッシャーを感じるかもしれません。
特に「アラフォー」世代で、「そろそろ年会費無料の高還元カードが欲しいな」と思っている方には、このデメリットは決定的。
代わりにJCBゴールドなど、年齢制限のないカードを検討した方が良いでしょう。
海外利用が多い方
「せっかく海外に行ったのに、カードが使えない…」
これほど焦ることはありませんよね。
JCBは国内では非常に普及していますが、海外ではVISAやMasterCardと比べて加盟店数が少ないのが現実です。
特に欧米圏や一部のアジア地域では、JCBが使えない店舗やATMに遭遇する可能性が高くなります。
「海外出張が多い」「国際線のフライトをよく利用する」「海外通販サイトでよく買い物をする」という方にとって、このデメリットはかなり痛手。
海外での支払いや海外サイトでの決済で困る場面が出てくるかもしれません。
そのため、海外利用が多い方は、JCBカードWを主力カードにするのではなく、VISAやMasterCardブランドのカードも併用することをおすすめします。
保険サービスを重視する方
「旅行中の万が一に備えたい」と考える方にとって、カードの付帯保険は重要なポイントですよね。
JCBカードWには海外旅行傷害保険が付帯していますが、これは「利用付帯」。
つまり、旅行代金をカードで支払った場合にのみ適用される仕組みです。
さらに、国内旅行保険は付帯されていないため、国内旅行が多い方にとっては物足りなさを感じるでしょう。
「家族旅行の安全も確保したい」「出張が多いから万が一のときの保障が欲しい」という方には、保険が充実したゴールドカードやプラチナカードの方が向いているかもしれません。
もちろん、そういったカードは年会費がかかるトレードオフがありますが、保険を別で加入するコストを考えると、総合的にはお得になるケースも。
JCB優待店以外での利用が中心の方
JCBカードWの大きな魅力は、Amazon・セブンイレブン・スターバックスなどの優待店での高還元率。
しかし、「そういうお店あまり行かないんだよね…」という方には、その恩恵を受ける機会が少なくなります。
優待店以外での利用だと還元率は1.0%にとどまり、他の高還元カードと比べると特別感が薄れます。
例えば、「近所のスーパーでよく買い物をする」「楽天市場での買い物が多い」「地元の商店街をよく利用する」といった方にとっては、JCBカードWの真価を発揮できる場面が限られてくるでしょう。
そうなると、コンビニや特定店舗での買い物が少ない方には、メリットよりもデメリットの方が目立ってしまうかもしれません。
JCBカードWのデメリットの影響を受けづらく逆にメリットが多いタイプの人
では逆に、JCBカードWのデメリットをほとんど感じず、むしろメリットをフルに享受できるのはどんな人でしょうか?
あなたのライフスタイルによっては、デメリットが気にならず、むしろ大きなメリットに感じられるかもしれません。
以下のタイプに当てはまる方は、JCBカードWとの相性が良い可能性が高いです。
- 18歳~39歳の若年層
- JCB優待店をよく利用する人
- 年会費や維持費をかけたくない人
- 国内利用が中心の人
- スマホ決済やタッチ決済をよく使う人
それぞれのタイプについて、なぜJCBカードWとの相性が良いのか詳しく見ていきましょう。
ユーザータイプ | メリットを感じる理由 | 活用のポイント |
---|---|---|
18~39歳 | 申込条件クリア・永年無料 | 早めに作って長く使う |
JCB優待店利用者 | 高還元率(2~10.5%) | 優待店での利用を集中させる |
コスト重視派 | 年会費永年無料・家族カード無料 | 関連カードも活用 |
国内利用中心 | 国内加盟店が多い | 日常使いのメインカードに |
キャッシュレス派 | 各種電子決済に対応 | スマホと組み合わせて活用 |
18歳~39歳の若年層
「クレジットカードって、年会費かかるものが多いから作るのためらってしまう…」
そんな若い世代にとって、JCBカードWは年会費が永年無料で維持費ゼロというのは大きな魅力。
18歳~39歳という申込年齢制限も、若年層にとってはハードルではありません。
むしろ、若いうちに作っておけば、40歳を超えてからも無料で使い続けられるというメリットに変わります。
「学生のうちから作っておきたい」「社会人になって初めてのクレジットカードを検討している」という方にとって、年会費無料で高還元率のJCBカードWは非常におすすめ。
若いうちにカード履歴を作っておくことで、将来的なクレヒスの構築にも役立ちます。
また、若い世代はこれからライフスタイルが変化していく時期でもあるため、様々な優待特典を試しながら自分に合った使い方を見つけられるのも大きなプラス。
JCB優待店をよく利用する人
「Amazon」「セブンイレブン」「スターバックス」など、JCB優待店を頻繁に利用する方にとって、JCBカードWは還元率が2~10.5%まで大幅アップする夢のようなカード。
「普段からよく使うお店でポイントが何倍も貯まるなんて!」
そう感じる方には、デメリットよりもメリットの方がはるかに大きく感じられるでしょう。
例えば、Amazonでの買い物が多い方なら、Amazonでの決済時に高いポイント還元を受けられるため、年間で考えるとかなりの節約に。
コンビニをよく利用する方や、カフェでの作業が多い方にとっても、普段の消費がそのままポイント還元につながるのは大きなメリット。
JCB優待店での利用が多ければ多いほど、他社カードよりも圧倒的にお得に利用できるのがJCBカードWの魅力です。
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年会費や維持費をかけたくない人
「クレジットカードって持っていると色々費用がかかるんでしょ?」と思っている方も多いかもしれません。
でもJCBカードWは年会費が永年無料なだけでなく、家族カードやETCカードまで無料で発行できます。
これは、コストパフォーマンスを重視する方にとって最高の条件。
「なるべく維持費はかけたくないけど、便利なクレジットカードは持っておきたい」という方にぴったりです。
年会費が永年無料なのに、1%の基本還元率はもちろん、優待店では高還元率を誇るという点は、コスパ重視派にはたまらないポイント。
将来的にカードの見直しをする際も、「年会費がかかるようになったから解約しよう」という心配がないので、長く愛用できるカードとなるでしょう。
国内利用が中心の人
「海外旅行なんて、そう頻繁に行かないし…」
そう思う方には、JCBの国内加盟店の多さがメリットになります。
JCBは国内では非常に広く普及しており、ショッピングや公共料金の支払いなど、日常的な場面でカードが使えないというケースはほとんどありません。
「普段の買い物」「光熱費の支払い」「携帯電話料金の支払い」など、国内での利用が中心の方にとっては、JCBカードWは非常に使い勝手の良いカードです。
特に、日本独自のサービスや店舗との相性が抜群なのも大きな特徴。
海外旅行や海外通販をあまり利用しない方にとっては、JCBカードWのデメリットはほとんど気にならないでしょう。
スマホ決済やタッチ決済をよく使う人
「財布を持ち歩きたくない」「スマホ一つで決済したい」というキャッシュレス志向の強い方にとって、JCBカードWはApple PayやGoogle Pay、QUICPay、タッチ決済に対応している点が魅力的。
最新の決済方法にしっかり対応しているため、キャッシュレス派の方にはぴったりです。
「レジでサッとスマホをかざすだけで支払いできる手軽さ」は、日々の買い物をスムーズにしてくれます。
特に、混雑した店舗でのスピーディーな支払いや、小銭の管理が不要になるという点は、現代の忙しいライフスタイルに合った利便性です。
もちろん、QUICPayでの利用時にはポイント対象外になるケースもありますが、使い方を工夫すればキャッシュレス決済の利便性とポイント還元の両方を享受できます。
JCBカードWのデメリットのまとめ
JCBカードWのデメリットについて詳しく見てきましたが、総合的にはどうでしょうか?
- 39歳までしか申し込めない年齢制限は大きなネック
- 海外や一部店舗ではJCBブランドが使えないケースがある
- Oki Dokiポイントは交換先によって価値が変わるため使い方が重要
- QUICPayでの決済はポイント対象外になることがある
- 家族カード・ETCカードも申し込み条件に制限あり
- 40歳以上の方、海外利用が多い方、保険重視の方はデメリットを強く感じる
- 若年層、JCB優待店利用者、コスト重視派、国内利用中心の方はメリットが大きい
結局のところ、JCBカードWが自分に合っているかどうかは、あなたのライフスタイルや優先順位次第です。
デメリットを理解した上で、自分にとってのメリットがそれを上回るなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
特に若い世代にとっては、「今のうちに作っておく」価値は大きいかもしれません。
自分の使い方に合ったクレジットカードで、賢くお得な生活を送りましょう。
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