JCBカードSと”JCBカード”の違いって、分かりにくいですよね……。
私も最初は「JCBカードっていろいろあるけど、普通のやつってどれ?」と頭を抱えていました。
でも大丈夫!今回は、JCBカードSと”JCBカード”の違いについて、徹底的に解説していきます。
この記事の要点
- JCB一般カードは2024年1月に新規発行終了し、現在は「JCBカードS」が標準カードになった
- JCBカードSは年会費が永年無料になり、クラブオフ優待が追加されたが国内旅行保険は廃止
- 「普通のJCBカード」が欲しい人には、コスパ最強の「JCBカードS」がおすすめ
- 目的別なら若年層はJCBカードW、特典重視ならゴールドなど、選び方は様々
クレジットカードって、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からなくなることってありますよね。
特に「普通のJCBカード」「標準的なJCBカード」が欲しいだけなのに、いろんな種類があって混乱してしまう…。
そんなあなたのために、今回は「JCBカードS」と従来の「JCBカード」の違いを中心に、JCBカードの選び方をシンプルに解説します。
この記事を読めば、あなたにピッタリのJCBカードが必ず見つかりますよ!
「JCBカードS」と「JCBカード」の違い
「JCBカード」と「JCBカードS」って何が違うの?どっちを申し込めばいいの?という疑問、とっても多いんです。
実は、従来の「JCB一般カード」は2024年1月31日に新規発行が終了しました。
そして現在は、「JCBカードS」が実質的なJCBの標準カードになっているんです。
つまり、「普通のJCBカード」「一般的なJCBカード」を探している方は、自動的に「JCBカードS」を選ぶことになります。
では、従来の「JCB一般カード」と「JCBカードS」にはどんな違いがあったのでしょうか?その特徴を比較していきましょう。
- 年会費の大きな変化
- 新しく追加された優待サービス
- 保険サービスの変更点
- デザインとカード発行の変化
実際のスペックを詳しく比較した表がこちらです。
項目 | JCBカードS(現行) | JCB一般カード(発行終了) |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 1,375円(税込) |
家族カード年会費 | 無料 | 440円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~最大10%(優待店) | 0.5%~最大5%(優待店) |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) | 海外:最高3,000万円(利用付帯) 国内:最高3,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 年間最高100万円(海外利用のみ) | 年間最高100万円(海外利用のみ) |
スマートフォン保険 | 年間最高3万円(自己負担1万円) | 年間最高3万円(自己負担1万円) |
優待サービス | ClubOff(国内外20万ヵ所以上) | なし |
年会費の大きな変化
「JCBカードS」と旧「JCB一般カード」の最大の違いは年会費です。
JCB一般カードは2年目以降、年間1,375円(税込)かかっていました。
対して「JCBカードS」は年会費が永年無料になりました。
これはかなり大きな変更点です。
家族カードも従来は年間440円(税込)だったのが、JCBカードSでは無料になっています。
永年無料なので、使わない月があっても維持費を気にする必要がなく、長く持ち続けられるカードになりました。
これだけでもJCBカードSへの切り替えは大正解と言えるでしょう。
新しく追加された優待サービス
JCBカードSには、従来のJCB一般カードになかった「JCBカードS 優待 クラブオフ」というサービスが新たに付帯しました。
これは国内外20万カ所以上の施設で割引や優待が受けられるサービス。
レストラン、映画館、レジャー施設、ホテルなど様々な場所で特典が受けられるようになったんです。
以前のJCB一般カードにはなかった特典なので、サービス面では明らかにパワーアップしたと言えます。
実際に私の友人も「映画館の割引だけでも年に数回使えば元が取れる」と喜んでいました。
日常使いの場面が増えたのは大きなメリット。
保険サービスの変更点
保険関連では若干のダウングレードがあります。
特に大きいのは、国内旅行傷害保険がなくなったこと。
旧JCB一般カードには国内旅行傷害保険(最高3,000万円・利用付帯)が付いていましたが、JCBカードSには付帯していません。
また、海外旅行傷害保険の補償額も最高3,000万円から最高2,000万円に減額されています。
ただ、スマートフォン保険(年間最高3万円・自己負担1万円)は継続して付帯しているので、日常の保険としては十分機能しているといえるでしょう。
旅行をよくする方は、この点は要注意です。
デザインとカード発行の変化
細かい点ですが、カードデザインも新しくなりました。
さらに、JCBカードSでは環境に配慮したバイオマスカードも選択可能になっています。
また、「モバ即」というサービスにも対応し、最短5分でカード番号が発行されるようになりました。
これにより、カードが手元に届く前でもオンラインショッピングなどで利用できるようになっています(顔写真付き本人確認書類が必要)。
急いでカードを使いたい人には嬉しい機能です。
現在作れるJCBカードの種類と特徴【ざっくり早見表】
JCBカードと一口に言っても、実はかなり種類が豊富なんです。
どのカードがあなたに合っているか、迷ってしまいますよね。
そこで、現在申し込み可能なJCBカードの種類と特徴を、ざっくりとした早見表にまとめてみました。
JCBが直接発行するプロパーカード(自社発行カード)は、年会費無料の一般カードからゴールド・プラチナ・ブラックまで多彩なラインナップがあります。
カードによって年会費、特典、申込条件が異なるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
- JCB基本カードシリーズ
- JCBステータスカードシリーズ
- 特別デザインカード
それではさっそく、JCBカードのラインナップを見ていきましょう!
カード名 | 年会費(税込) | 主な特徴・ポイント | 申込条件 |
---|---|---|---|
JCBカードS | 永年無料 | 年会費・家族・ETC無料、優待充実、0.5%還元、スマホ保険付帯、クラブオフ優待 | 18歳以上(高校生除く) |
JCBカードW | 永年無料 | 常時ポイント2倍(1.0%還元)、優待店で最大10.5%、39歳以下限定 | 18~39歳(高校生除く) |
JCBカードW plus L | 永年無料 | JCBカードWの女性向け特典・デザイン、1.0%還元、39歳以下限定 | 18~39歳(高校生除く) |
JCBゴールド | 11,000円 | 国内外空港ラウンジ、旅行保険充実、JCBスターメンバーズで還元率UP | 20歳以上(安定収入) |
JCBゴールド EXTAGE | 無料(初年度) | 29歳以下限定のゴールド、5年間年会費優遇、特典はゴールド相当 | 20~29歳(安定収入) |
JCBゴールド ザ・プレミア | 招待制 | ゴールドより上位、プライオリティ・パス、ホテル優待など | ゴールド利用実績必要 |
JCBプラチナ | 27,500円 | コンシェルジュ・グルメ特典・プライオリティ・パス | 25歳以上(安定収入) |
JCBザ・クラス | 招待制 | JCB最上位、プレミアム特典、ブラックカード相当 | プラチナ利用実績必要 |
ディズニー★JCBカード(一般) | 2,200円 | ディズニーデザイン、特典・優待、年会費有料 | 18歳以上(高校生除く) |
ディズニー★JCBカード(ゴールド) | 15,000円 | ディズニー特典充実、空港ラウンジ・旅行保険 | 20歳以上(安定収入) |
JCB基本カードシリーズ
まず基本となるのが、JCBカードSです。
年会費永年無料で、家族カードやETCカードもすべて無料というコスパの良さが最大の魅力。
基本還元率は0.5%と標準的ですが、優待店では最大10%の還元も可能です。
39歳以下の方なら、JCBカードW/W plus Lも検討の価値あり。
こちらは還元率が常時1.0%(通常の2倍)と高めなので、ポイント重視派にはぴったりです。
W plus Lは女性向けの特典やデザインが用意されているのが特徴的。
どちらも年会費無料なので、年齢条件に当てはまる方は積極的に検討してみましょう。
JCBステータスカードシリーズ
より充実したサービスを求める方には、JCBゴールド以上のグレードがおすすめ。
JCBゴールドは年会費11,000円(税込)かかりますが、国内外の空港ラウンジサービスや充実した旅行保険など、特典の質が格段に上がります。
特に注目は「JCBゴールド EXTAGE」!
29歳以下限定で、初年度の年会費無料、2年目以降も5年間は年会費が優遇されるという若年層向けのゴールドカードです。
さらに上を目指すなら、JCBプラチナ(年会費27,500円)、最上位のJCBザ・クラス(招待制)と続きます。
ただし、これらの上位カードは招待制だったり、収入や利用実績などの条件があるため、誰でも簡単に持てるわけではありません。
高級感や特別感を重視する方向けの選択肢です。
特別デザインカード
特定のサービスやキャラクターとタイアップしたカードもあります。
その代表格がディズニー★JCBカード。
ディズニーファンにはたまらない特典とデザインが魅力ですが、年会費が有料(一般カードで2,200円)なので、よほどディズニーが好きな方でない限りは、無料の標準カードの方がお得かもしれません。
ただ、特別なカードを持ちたいという気持ちも大切。
私の知り合いはディズニー好きで、「年会費払っても絶対このカードがいい!」と即決していました。
気に入ったデザインのカードなら、使うたびにちょっと幸せな気分になれますよね。
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「普通のJCBカード」が欲しい人はJCBカードSを作ろう!タイプ別おすすめカードまとめ
「クレジットカードはJCB!」と考えているけれど、種類が多すぎて混乱していませんか?
特に「普通のJCBカード」「スタンダードなJCBカード」が欲しいという方には、JCBカードSが間違いなくおすすめです。
でも、あなたの使い方や目的によっては、他のカードの方が合っている場合もあります。
ここでは、あなたのタイプ別に最適なJCBカードをご紹介します。
自分に合ったカードを見つけて、快適なキャッシュレスライフを送りましょう!
- なぜ普通のJCBカードにはJCBカードSがおすすめなのか
- 若年層・ポイント重視派向けのおすすめカード
- 旅行好き・ステータス重視派向けのおすすめカード
- 特定サービス利用者向けのおすすめカード
タイプ別におすすめのJCBカードをまとめた表がこちらです。
タイプ・用途 | おすすめカード名 | 主な特徴・理由 |
---|---|---|
コスパ重視・初めてのJCBカード | JCBカードS | 年会費永年無料、家族・ETCカード無料、優待充実、最短5分発行 |
若年層で高還元率を狙う | JCBカードW / W plus L | 年会費無料、ポイント常時2倍(1.0%還元)、39歳以下限定 |
旅行や空港ラウンジ利用が多い | JCBゴールド | 旅行保険・空港ラウンジサービス充実、ステータス重視 |
ディズニーファン向け | ディズニー★JCBカード | ディズニーデザイン・特典、年会費有料だがファンに人気 |
なぜ普通のJCBカードにはJCBカードSがおすすめなのか
JCBカードSがおすすめな理由はいくつもあります。
まず何といっても年会費が永年無料なので、維持費を気にせず長く使えるというメリット。
家族カードもETCカードも無料で発行できるので、家族全員で使うならさらにお得です。
「JCBカードS 優待 クラブオフ」という優待サービスも付帯しており、レジャーやグルメなど様々な場面で割引が受けられます。
旅行好きな方には、海外旅行傷害保険(最高2,000万円・利用付帯)も魅力的。
スマートフォン保険も付いているので、万が一画面が割れたときなども安心です。
さらに、最短5分で審査完了し、すぐにカード番号が発行される「モバ即」対応なので、急いでカードを使いたい人にも便利。
バイオマスカードを選べるなど、環境にも配慮されています。
基本的な機能はしっかり押さえつつ、コストパフォーマンスに優れているので、初めてのJCBカードや普通のJCBカードを探している方にぴったりです。
ミニマリストな私としても、余計な費用がかからず必要十分な機能を備えたJCBカードSは強くおすすめしたいカードです。
若年層・ポイント重視派向けのおすすめカード
39歳以下で、とにかくポイントをたくさん貯めたいという方には、JCBカードWがおすすめ。
JCBカードSと同じく年会費は永年無料ですが、ポイント還元率が常時2倍(1.0%)というのが最大の魅力です。
優待店では最大10.5%の還元率になることも。
女性向けにはJCBカードW plus Lもあり、女性向けの特典やオシャレなデザインが用意されています。
年齢制限があるので、対象年齢の方は今のうちに作っておくのがおすすめです。
年会費無料なのにポイント還元率が高いというのは、かなりお得なカードだと思います。
旅行好き・ステータス重視派向けのおすすめカード
旅行をよくする方や、上質なサービスを求める方には、JCBゴールドがぴったりです。
年会費11,000円(税込)はかかりますが、国内外の空港ラウンジサービスが利用できたり、旅行傷害保険が充実していたりと、旅行時に役立つ特典が満載。
JCBスターメンバーズによって還元率もアップするので、年間の利用額が多い方なら元が取れる可能性も高いです。
29歳以下の方はJCBゴールド EXTAGEも視野に入れてみましょう。
初年度の年会費無料、その後も5年間は年会費が優遇されるので、若いうちからゴールドカードの特典を楽しめます。
将来的にはJCBゴールド ザ・プレミアやJCBプラチナ、JCBザ・クラスといった上位カードを目指すこともできますね。
特定サービス利用者向けのおすすめカード
特定のサービスやブランドをよく利用する方は、提携カードも検討の価値があります。
例えば、ディズニー★JCBカードは、ディズニーファンにはたまらない特典とデザインが魅力的。
年会費は有料(一般カードで2,200円、ゴールドカードで15,000円)ですが、ディズニーのパークやグッズを頻繁に利用する方なら元が取れるかもしれません。
「カードを出すたびに、自分の好きなキャラクターが見られるのが嬉しい」という声もよく聞きます。
デザイン重視派の方や、特定のブランドのファンの方は、見た目や特典にこだわったカードを選ぶのも一つの手です。
ただし、年会費とのバランスは考慮した方が良いでしょう。
「JCBカードSと”JCBカード”の違い」のまとめ
- 従来の「JCB一般カード」は2024年1月31日をもって新規発行終了し、現在は「JCBカードS」が実質的なJCBの標準カードとなっている
- JCBカードSは年会費が永年無料になり、家族カードやETCカードも無料で発行可能
- JCBカードSには「JCBカードS 優待 クラブオフ」が新たに付帯したが、国内旅行傷害保険はなくなった
- 「普通のJCBカード」を探している方にはJCBカードSがおすすめだが、39歳以下ならポイント還元率の高いJCBカードW/W plus Lも検討する価値あり
- 旅行特典を重視するならJCBゴールド、ディズニーファンならディズニー★JCBカードなど、目的別に選ぶと良い
以上、JCBカードSと”JCBカード”の違いについて解説しました。
「普通のJCBカード」が欲しいなら、現在はJCBカードSが最適な選択肢です。
年会費無料で優待サービスも充実し、スマホ保険も付いているので、コストパフォーマンスに優れたカードと言えるでしょう。
あなたのライフスタイルに合わせて、最適なJCBカードを選んでくださいね!
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