JCBゴールドとJCBカードWの違いって分かりづらいですよね。私も両方のカードをリサーチして比較した経験から、その違いや選び方のポイントをシェアしたいと思います。
年会費を払ってでも充実した特典が欲しいのか、それとも年会費無料でポイント還元率重視なのか。ます要点だけをざっくり書くと……
この記事の要点
- JCBゴールドは年会費11,000円で旅行保険や空港ラウンジなど充実した付帯特典が魅力
- JCBカードWは39歳までなら年会費永年無料で、常時ポイント2倍(1%還元)が強み
- ゴールドは20歳以上の社会人向け、Wは18~39歳の若年層向けで審査難易度にも差がある
- ステータスと特典を重視するなら「ゴールド」、コスパとポイント還元を重視するなら「W」がおすすめ
この記事では、JCBゴールドとJCBカードWの違いを徹底比較し、あなたにぴったりなのはどちらなのかを解説します。年会費だけでなく、ポイント還元率、特典、付帯サービス、審査基準など様々な角度から検証していきますよ。
あなたの使い方やライフスタイルに合ったJCBカードを見つけるための判断材料にしてくださいね。
JCBゴールドとJCBカードWの違い【ざっくり早見表】
JCBゴールドとJCBカードW、どちらも魅力的なカードですが、それぞれの特徴や違いをきちんと理解することが大切です。
私が両カードを徹底的に調査した結果から主な違いを一覧表にまとめましたので、ざっくりとした比較ができると思います。
比較項目 | JCBゴールド | JCBカードW | 解説・特徴 |
---|---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込)※初年度無料あり | 永年無料 | ゴールドは有料だが充実したサービス付帯。Wはコスト重視向け |
家族会員年会費 | 1人目無料、2人目以降1,100円(税込) | 永年無料 | 家族カードも無料なのはWのメリット |
ポイント還元率 | 0.5%~最大10.5%(JCBスターメンバーズで最大2倍) | 1.0%~最大10.5% | Wは常時ポイント2倍で還元率高め。ゴールドは利用額に応じて還元アップ |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円(利用付帯)、国内最高5,000万円(利用付帯) | 海外最高2,000万円(利用付帯)、国内なし | ゴールドは国内外の補償が充実。Wは海外のみ |
空港ラウンジ利用 | 国内一部無料、海外有料利用可 | なし | ゴールドの大きなメリット |
審査・申込条件 | 20歳以上(学生不可) | 18歳~39歳(学生可) | Wは若年層向け。ゴールドは社会人向け |
発行のしやすさ | 通常の審査で発行 | 39歳までなら比較的通りやすい | Wは若年層向けで審査ハードル低め |
それでは、それぞれの項目について詳しく解説していきますね。
年会費の違い
年会費は両カードの最も大きな違いの一つです。
JCBゴールドは年会費11,000円(税込)と、やはりゴールドカードなだけあって一般カードより高額です。
一方、JCBカードWは39歳までに申し込めば年会費永年無料というコスパの良さが魅力です。
ゴールドの場合、初年度無料キャンペーンを実施していることが多いので、お試しで持ってみることも可能です。
でも2年目以降は必ず年会費がかかるので、「年会費の元は取れるのか?」という視点で考えることが大切です。
家族カードについても、JCBカードWは無料なのに対し、JCBゴールドは2人目以降から有料になります。
コスト重視なら断然Wですね。
ポイント還元率の違い
ポイントの貯まりやすさも重要なポイント。
JCBカードWは常時ポイント2倍(1,000円につき2ポイント=約1%還元)という高還元率が魅力です。
一方、JCBゴールドは通常0.5%ですが、「JCBスターメンバーズ」のステージに応じて最大2倍(1%還元)までアップするシステムがあります。
つまり、使えば使うほどポイント還元率がアップするという仕組みです。
また、どちらのカードもJCBオリジナルシリーズパートナーでの利用や、特定のキャンペーン時には還元率がさらに上がることがあります。
初めからしっかりポイントを貯めたい人はW、長期的に使い込んでいく予定なら徐々に還元率がアップするゴールドも魅力的です。
特典と付帯サービスの違い
付帯サービスはゴールドカードならではの圧倒的な差があります。
JCBゴールドは国内外旅行傷害保険が充実しており、海外最高1億円、国内最高5,000万円と高額補償が魅力です。
さらに国内主要空港のラウンジが無料で利用できるサービスや、航空機遅延保険、スマホ保険(年間5万円まで)なども付帯します。
対するJCBカードWは海外旅行傷害保険(最高2,000万円)のみで、空港ラウンジの利用特典はありません。
旅行が好きな方や出張が多い方には、ゴールドカードの付帯特典が活きてくると言えるでしょう。
ただ、頻繁に海外旅行に行かない方や、空港ラウンジを使わない方にとっては、これらの特典は「払った年会費の元を取れない」可能性もあります。
ステータスと将来性の違い
ステータス面でも違いがあります。
JCBゴールドには、一定の利用条件を満たすと「JCBゴールド ザ・プレミア」などの上位カードへのインビテーション(招待)があります。
さらにその上には「JCBザ・クラス」という最上位カードも存在し、ランクアップの道筋が見えているのはモチベーションになりますね。
一方、JCBカードWは基本的にインビテーションはなく、若年層向けのポイント重視カードという位置づけです。
将来的にステータスの高いカードを目指したい方には、JCBゴールドが入口になるでしょう。
審査と年齢条件の違い
申込条件も大きく異なります。
JCBゴールドは20歳以上の学生以外の方(つまり社会人)が対象です。
対してJCBカードWは18歳~39歳限定で、学生でも申し込み可能です。
審査の難易度としては、ゴールドカードの方がやや厳しいと言われています。
安定した収入や信用情報が求められるため、社会人としてある程度のキャリアがある方向けと考えてよいでしょう。
JCBカードWは若年層向けに設計されているため、比較的審査が通りやすい傾向にあります。
ただし、39歳という年齢制限があるのでご注意を。
発行のしやすさの違い
カード発行のしやすさも異なります。
JCBカードWはWEB申込限定で、最短5分でカード番号が発行される「モバ即」にも対応しているため、すぐにオンラインショッピングなどで利用開始できます。
一方、JCBゴールドは通常の審査時間がかかり、即時発行はできません。
また、ゴールドカードは審査基準が厳しい分、発行のハードルもやや高いと言えるでしょう。
初めてクレジットカードを持つ方や、急いでカードが必要な方にはJCBカードWの方が向いていると言えます。
JCBゴールドがお勧めな人とJCBカードWがお勧めな人の違い
ここまでJCBゴールドとJCBカードWの違いを見てきましたが、では実際にどんな人にどちらのカードがおすすめなのでしょうか?
私たちの生活スタイルや価値観は十人十色。クレジットカードも自分に合ったものを選ぶことが大切です。
両カードの特性を活かせる人のタイプを詳しく見ていきましょう。
- JCBゴールドがおすすめな人の特徴
- JCBカードWがおすすめな人の特徴
- 選び方のポイント
JCBゴールドがおすすめな人の特徴
JCBゴールドは以下のような方におすすめです。
まずステータスやブランド価値を重視する方にはピッタリでしょう。
ゴールドカードには一定の信頼感があり、ビジネスシーンでも堂々と使えるデザインは心強い味方になります。
特に、取引先との会食や接待など、ビジネスの場でカードを出す機会が多い方には、社会的な印象も良いです。
また、旅行好きで保険や空港ラウンジを活用したい方にも最適です。
国内主要空港のラウンジ無料利用は、出張や旅行の際のちょっとした贅沢感を味わえますし、海外・国内の旅行傷害保険が充実しているので安心して旅行を楽しめます。
出張が多いビジネスパーソンにとっては、フライト前の待ち時間を快適に過ごせるのは大きなメリットですね。
さらに、JCBブランドの優待サービスを幅広く利用したい方にもおすすめです。
JCBゴールド会員限定のグルメ優待、エンタメ割引、ゴルフ優待など、多様な特典を活用できます。
食事や娯楽にお金をかける機会が多い方は、これらの特典で年会費以上の価値を得られる可能性が高いです。
そして、将来的に上位カードを目指したい方には入口として最適です。
JCBゴールドを一定の条件で利用すると、「JCBゴールド ザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」などの上位カードへのインビテーションが届く可能性があります。
ステップアップしていくことで、より充実した特典やサービスを享受できるようになります。
一定以上の利用額が見込める方も、年会費の元を取りやすいでしょう。
年間100万円以上カード利用する方なら、付帯サービスやポイント優遇を考えると十分元が取れる計算になります。
最後に、手厚いサポートを求める方にもおすすめです。
ゴールドカード会員専用のサポートデスクは一般カードより手厚く、トラブル時にも安心感があります。
海外でのトラブル時も日本語で相談できるのは心強いですね。
JCBカードWがおすすめな人の特徴
一方、JCBカードWは以下のような方に向いています。
まず、年会費を抑えたい方には最適の選択です。
39歳までに入会すれば、年会費が永年無料なので、コストを最小限に抑えたい方には大きなメリットです。
長期的に見ても、年会費がかからないことによる経済的メリットは計り知れません。
また、ポイント還元率の高さを重視する方にもピッタリです。
いつでもOki Dokiポイントが通常のJCBカードの2倍貯まるので、日常使いでポイントをコツコツ貯めたい方には効率的です。
Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなど、特定の加盟店ではさらにポイントアップするので、これらのお店をよく利用する方にはより大きなメリットがあります。
オンラインショッピングをよく利用する方にも強くおすすめできます。
特にAmazonでのポイント還元率が高く、Oki DokiポイントをAmazonの支払いに直接利用できるのは便利ですね。
オンラインでの買い物が多い若い世代には、この特典は非常に魅力的です。
手軽にクレジットカードを持ちたい若年層にも適しています。
18歳~39歳限定で申し込めるため、初めてクレジットカードを持つ方や、若い世代の方におすすめです。
学生でも申し込める点も、社会人になる前からクレジットヒストリーを築きたい方には良いでしょう。
また、スピーディーなカード発行を希望する方にはWEBからの申し込みがおすすめ。
WEB申し込み後、最短5分でカード番号が発行される「モバ即」に対応しているので、すぐにオンラインショッピングなどで利用開始できます。
急いでカードが必要な方には大きなメリットですね。
海外旅行保険も必要最低限で良い方にも向いています。
年会費無料ながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しているので、たまに海外旅行に行く程度なら十分な補償と言えるでしょう。
最後に、ナンバーレスカードに魅力を感じる方にもおすすめです。
券面にカード番号の記載がないため、カード情報の盗み見リスクを減らしたい、セキュリティ意識の高い方にも安心感があります。
選び方のポイント
では、JCBゴールドとJCBカードW、あなたはどちらを選ぶべきでしょうか?
以下のポイントを参考に、あなたの優先順位を整理してみてください。
年会費とコスパを重視するなら、明らかにJCBカードWがおすすめです。
年会費永年無料で、なおかつポイント還元率が高いという点は、特に若い世代や初めてクレジットカードを持つ方にとって大きなメリットです。
旅行・出張が多く、付帯特典を活用したいなら、JCBゴールドが優位です。
国内外の旅行保険や空港ラウンジ利用特典は、頻繁に旅行する方にとっては年会費以上の価値があります。
年間利用額が100万円を超えるなら、JCBゴールドでもコスパが良くなります。
年間利用額が多くなると、JCBスターメンバーズでのポイントアップや各種優待特典などで、年会費の元を十分に取ることができるでしょう。
将来的にステータスアップを狙いたいなら、JCBゴールドがスタート地点として最適です。
上位カードへのインビテーションを視野に入れている方は、まずJCBゴールドから始めるのが王道のルートです。
39歳を超えている場合は、選択肢はJCBゴールドに絞られます。
JCBカードWは39歳までに申し込む必要があるため、40歳以上の方はJCBゴールド一択となります。
審査に不安がある場合は、JCBカードWの方が通りやすい傾向にあります。
特に社会人経験が浅い方や、収入がまだ安定していない方は、JCBカードWからスタートするのが無難でしょう。
JCBゴールドとJCBカードWの違いのまとめ
JCBゴールドとJCBカードWの違いについて詳しく解説してきました。
- JCBゴールドは年会費11,000円で充実した付帯サービスが魅力、ステータスや将来性も高い
- JCBカードWは39歳までなら年会費永年無料で、常時ポイント2倍という高還元率が特徴
- 旅行保険や空港ラウンジなどの付帯サービスはゴールドが圧倒的に充実
- JCBゴールドは20歳以上社会人向け、Wは18~39歳限定で学生も申込可能
- ステータスと特典を重視するなら「ゴールド」、コスパとポイント還元を重視するなら「W」
あなたのライフスタイルや価値観に合わせて、最適なカードを選んでくださいね。
年会費を払ってでも充実したサービスを受けたい方はJCBゴールド、年会費無料でポイント還元率重視の方はJCBカードWが向いています。
どちらも日本の信頼あるJCBブランドのカードですので、国内での使い勝手は抜群です。
自分の使い方や将来のカードライフを見据えて、後悔のない選択をしてくださいね。
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