JCBカードSと楽天カードはどっちが良いか、身近な人に訊いても確かな答えって返ってきませんよね……。
特に初めてクレカを作る人にとっては判断材料が乏しくて、延々迷って決められないはず。
まずこの記事で説明することをざっくりまとめると
この記事の要点
- JCBカードSは優待特典や即日発行に強み、楽天カードはポイント還元率と楽天経済圏での使いやすさが魅力
- 生活スタイルやよく使うサービスによって、あなたに合うカードは変わってくる
- 年会費無料の2枚なら、「二枚持ち」で両方の良いとこどりもアリ!
それでは数々のクレジットカードを比較検討してきた私の経験をもとに、JCBカードSと楽天カードの違いを深掘りしていきます。特典やポイント、使い勝手など、「あなたの生活に合うのはどっち?」という視点でお伝えしていきますね。
JCBカードSと楽天カードはどっちが良いか【比較早見表】
クレジットカード選びって、細かい条件をチェックするのが大変ですよね。
そこで、JCBカードSと楽天カードの主要な特徴を表にまとめてみました。
この表を見れば、あなたの生活スタイルに合うカードがきっと見つかるはず!
比較項目 | JCBカードS | 楽天カード |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%(年間利用額に応じて最大1.0%) | 1.0%(楽天市場で最大3.0%以上) |
対応サービス | JCBクラブオフ優待、スマホ保険付帯 | 楽天市場・楽天ペイ・楽天Edy等、楽天経済圏が充実 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(最高2,000万円・利用付帯)、スマホ保険(最高3万円) | 海外旅行傷害保険(利用付帯・条件あり) |
家族カード/ETC | どちらも年会費無料 | 家族カード無料、ETCは条件付き無料(年会費550円) |
特典 | クラブオフ優待、JCBブランドの信頼性 | 楽天ポイント高還元、楽天市場で優遇 |
サポート面 | JCBプロパーカードのサポート体制 | 楽天グループのサポート |
審査の通りやすさ | 一般的(学生・主婦も可) | 比較的通りやすい(学生・主婦も可) |
発行スピード | 最短即日(デジタルカードは最短5分) | 約1週間~10日(即日発行不可) |
この表を見ると、両カードの特徴がくっきりと浮かび上がってきますね。
それでは、それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
年会費について
まず嬉しいのは、どちらも永年無料であること。
初めてクレジットカードを作る方も、気軽に持てるのがいいですよね。
年会費を気にせず、それぞれのカードの特典を存分に楽しめるのは大きなメリットです。
ポイント還元率の違い
ポイント還元率は、楽天カードが基本1.0%と優位に立っています。
対するJCBカードSは0.5%からスタートしますが、年間利用額に応じてポイントがアップする仕組みがあります。
- JCBカードS:年間300万円以上の利用で還元率1.0%に
- 楽天カード:常に1.0%、楽天市場ならSPUで最大17倍も
つまり、日常使いの基本還元率なら楽天カード、特定店舗での優待や年間利用額が多い場合はJCBカードSという選び方もできますね。
付帯特典と保険の違い
JCBカードSには、スマホ保険が付いているのが特徴的です。
毎日使うスマホの画面割れなどに備えられるのは、現代人には嬉しいポイント。
- JCBカードS:スマホ保険と海外旅行傷害保険が付帯
- 楽天カード:海外旅行傷害保険は付帯するがスマホ保険はなし
また、JCBカードSには「クラブオフ優待」という特典があり、映画やレジャー施設、グルメなどが割引価格で楽しめます。
日常生活でのちょっとした余暇を楽しみたい方にとって、この特典は見逃せない魅力かもしれませんね。
発行スピードの違い
急ぎでカードが必要な場合は、JCBカードSが圧倒的に有利です。
- JCBカードS:デジタルカードなら最短5分で番号発行、即使用可能
- 楽天カード:約1週間~10日待ち
「明日にはネットショッピングで使いたい!」という急ぎの方には、JCBカードSのスピード発行は大きな魅力でしょう。
結局どっちいい?JCBカードSがお勧めの人と楽天カードがお勧めの人の違い
さて、ここまで両カードの特徴を見てきましたが、「結局、私にはどっちが合うの?」と思いますよね。
人それぞれの生活スタイルや価値観によって、ベストなカードは変わってくるもの。
ここでは、それぞれのカードがどんな方におすすめなのか、具体的にご紹介します。
タイプ | JCBカードSがおすすめ | 楽天カードがおすすめ |
---|---|---|
利用シーン | 幅広い店舗での日常利用、レジャー・旅行好き | 楽天市場やグループサービスをよく利用する方 |
重視するもの | 割引特典、保険、発行スピード | ポイント還元率、楽天経済圏での優遇 |
カード発行 | すぐにカード番号が欲しい方 | 急ぎでない方 |
スタンス | 安心感・信頼性重視 | お得さ・ポイント重視 |
私たちは日々、様々な買い物や出費と向き合いながら生活しています。
その中で、あなたがどんな価値観を大切にしているかを考えることで、自分に合うカードが見えてくるはずですよ。
JCBカードSがおすすめの人
JCBカードSがおすすめなのは、「特典や安心感、サポートを重視する方」です。
「でもどういう人が当てはまるの?」と思いますよね。具体的には、こんな方々です。
- 映画やレジャー、グルメなどの割引特典をよく利用したい方
- スマホの画面割れなどに備えたい方
- すぐにカード番号が欲しい、急ぎの方
- 年齢制限なく申し込みたい方(楽天カードは39歳以下が対象のカードもある)
- JCBブランドの信頼性やサポートを重視する方
JCBカードSは、「日常の小さな楽しみを大切にしたい」という価値観を持つ方にぴったりです。
映画をお得に見たり、レジャー施設に割引で入場したり…日々の生活にちょっとした彩りを添えてくれるカードと言えるでしょう。
また、スマホ保険が付いているのも現代人には嬉しいポイント。
「万が一」を考えると、こういった保険や補償の存在は安心感につながりますよね。
楽天カードがおすすめの人
一方、楽天カードがおすすめなのは、「ポイント還元率や楽天経済圏の便利さを重視する方」です。
具体的には、こんな方々です。
- 楽天市場でよく買い物をする方
- 楽天トラベルや楽天ブックスなど、楽天のサービスをよく使う方
- ポイントをコツコツ貯めて、お得に使いたい方
- 様々な店舗で楽天ポイントを貯めたい・使いたい方
- Visa、Mastercardなど、世界中で広く使えるブランドを希望する方
楽天カードは、「無駄なく効率的にポイントを貯めたい」という価値観を持つ方に最適です。
日常のお買い物から旅行予約まで、楽天経済圏内でのポイント還元率の高さは魅力的。
特に、SPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用すれば、楽天市場での買い物が最大17倍のポイントになることも!
「お得」を追求したい方にとって、このポイント還元の仕組みは見逃せないでしょう。
自分に合うカードの選び方
結局のところ、あなたの「日常」や「価値観」に合ったカードを選ぶのがベストです。
例えば…
- 「楽天市場で月に何回買い物するか」
- 「映画や遊園地にはどれくらいの頻度で行くか」
- 「スマホの画面割れが心配か」
など、自分の生活習慣を振り返ってみてください。
そうすることで、あなたにとって本当に「お得」で「便利」なカードが見えてくるでしょう。
JCBカードSと楽天カードを「二枚持ち」するメリット

JCBカードSと楽天カード、どっちも魅力的だけど、選べない…
そんな風に思われた方もいるのではないでしょうか。
実は、両方のカードを持つ「二枚持ち」という選択肢もあるんです。
どちらも年会費無料なので、二枚持ちしても金銭的な負担はありません。
それぞれの強みを活かした使い方ができれば、むしろお得になりますよ。
メリットの分類 | 二枚持ちのメリット |
---|---|
ポイント最大化 | シーンごとに還元率の高いカードを使い分けられる |
特典の幅広さ | JCBの優待と楽天の優遇、両方を受けられる |
リスク分散 | 一方が使えなくなっても、もう一方で支払い可能 |
家計管理 | 用途別にカードを分けることで支出を把握しやすい |
国際ブランド | JCBだけでなく、VisaやMastercardも選べる安心感 |
二枚持ちのメリットについて、もう少し深く考えてみましょう。
私たちの日常には様々な場面があり、そのどれもが大切な「生活の一コマ」です。
そんな多様な場面で、最も適したカードを使い分けることができれば、経済的にも精神的にも余裕が生まれるのではないでしょうか。
ポイント還元の最大化
カードの二枚持ちで最も大きなメリットは、シーンごとに最適なカードを使い分けることでポイント還元を最大化できる点です。
例えば…
- 楽天市場での買い物 → 楽天カード(最大17倍のポイント)
- Amazon、スターバックス → JCBカードS(ポイントアップ対象店)
- 映画やレジャー施設 → JCBカードS(クラブオフ優待で割引)
このように使い分けることで、どちらか一枚だけを持つよりも、トータルでお得になる可能性が高いです。
「でも、どのお店でどっちのカードを使うべきか覚えるのが大変そう…」と思われるかもしれませんが、最初は主要な支払い先だけを覚えておけば十分です。
例えば「楽天経済圏なら楽天カード、それ以外はJCBカードS」という単純な区分けでも、かなりの効果があります。
安心感の向上とリスク分散
もう一つ見逃せないメリットは、「もしも」の時の安心感です。
- 一方のカードを紛失・盗難された場合のバックアップに
- システムトラブルで一時的に使えなくなった場合の代替手段に
- 急な利用限度額の引き下げがあった場合の備えに
現代社会では、キャッシュレス決済がますます普及しています。
そんな中、支払い手段が突然使えなくなるというのは、想像以上に不便なものです。
二枚持ちは、そんな「もしも」の時の備えとしても機能してくれるでしょう。
家計管理のしやすさ
また、用途別にカードを使い分けることで、家計管理がしやすくなるというメリットもあります。
例えば…
- 日常の買い物や食費 → JCBカードS
- 趣味や娯楽費 → 楽天カード
このように分けることで、月末の明細を見たときに「どこにいくら使ったか」が一目瞭然になります。
家計簿をつける手間も省けて、支出の管理がしやすくなるでしょう。
「あれ?今月はいつもより趣味にお金をかけすぎたかな」といった気づきも得やすくなります。
国際ブランドの多様化
JCBカードSはJCBブランドのみですが、楽天カードはVisa、Mastercard、JCB、American Expressから選べます。
海外旅行や海外サイトでの買い物が多い方にとって、国際的に広く使えるブランドを持っておくことは安心感につながります。
特に、JCBが使えない国や店舗もあるため、VisaやMastercardも持っておくと便利です。
「二枚持ち」のデメリットと対策
もちろん、メリットばかりではなく、考慮すべき点もあります。
- カードの管理が若干煩雑になる
- 支払日や引き落とし口座の管理
- カード会社からのお知らせも2倍に
これらのデメリットは、最初にしっかりとした管理方法を決めておくことで解決できます。
例えば、スマートフォンのアプリで一元管理したり、引き落とし口座を同じにしておくなどの工夫をしましょう。
「二枚持ち」は強力な選択肢
JCBカードSと楽天カードの二枚持ちは、それぞれのカードの強みを最大限に活かせる「総合力の高い」組み合わせです。
どちらも年会費無料なので、持っているだけで損することはありません。
むしろ、状況に応じた最適なカードの使い分けができれば、単体で持つよりもお得になる可能性が高いです。
「どっちを選ぶべきか迷っている」という方は、思い切って両方を持ってみるのも一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
「JCBカードSと楽天カードはどっちが良いか比較」のまとめ
ここまで、JCBカードSと楽天カードの違いや特徴、おすすめの人について詳しく見てきました。
最後に、この記事のポイントをまとめておきましょう。
- JCBカードSは優待特典やスマホ保険、発行スピードに強み
- 楽天カードはポイント還元率と楽天経済圏での使いやすさが魅力
- どちらも年会費無料なので、生活スタイルに合わせて選ぶのがベスト
- 「二枚持ち」すれば、両方の良いところを活かせる可能性大
クレジットカード選びは、あなたの生活をより豊かにするための大切な選択です。
この記事が、あなたにぴったりのカードを見つける一助になれば幸いです。
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