PayPayカードの利用可能額が5万円しかないって、なんだか物足りないですよね?
PayPayカードを初めて持った方の多くが「なぜ利用可能額が5万円しか設定されていないの?」と不思議に思うようです。
特に、お買い物やネットショッピングが好きな方にとって、5万円の利用可能額は少なく感じることも多いでしょう。
この記事の要点
- PayPayカードの利用可能額が5万円しかない理由は、本人確認や利用実績、審査結果など複数の要因がある
- 利用可能額を増やすには、本人確認の完了と良好な利用実績の積み重ねが必須
- 利用可能額が5万円でも、PayPayあと払いや他社カードとの併用で上手にやりくりできる
この記事を読めば、PayPayカードの利用可能額が少ない理由と、それを増やす方法がわかります。
さらに、現状の利用可能額でも上手にやりくりする方法まで解説しているので、今すぐ実践できるヒントが満載です。
それでは、具体的な内容を見ていきましょう。
自分だけ?変じゃない?PayPayカードの利用可能額が5万しかない理由

自分だけPayPayカードの利用可能額が少ないのかな?
と不安になることもあるかもしれません。
でも、安心してください。
実は、PayPayカードの利用可能額が5万円に設定されているケースは珍しくないんです。
いくつかの理由があるので、確認していきましょう。
- 本人認証や本人確認が未完了
- 審査結果による初期設定
- 不正利用防止策による制限
- アプリの設定やシステムの問題
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
本人認証や本人確認が未完了
PayPayカードを使う上で、本人確認手続きはとても重要です。
実は、本人確認が済んでいないと、自動的に利用制限がかかるシステムになっているんです。
本人認証(3Dセキュア)や本人確認(eKYC)が完了していない場合、PayPayアプリでの利用上限は厳しく制限されます。
具体的には次のような制限があります。
確認状況 | 過去24時間の上限 | 過去30日間の上限 |
---|---|---|
本人認証未設定 | 5,000円 | 5,000円 |
本人認証(3Dセキュア)のみ完了 | 2万円 | 5万円 |
本人確認(eKYC)も完了 | 大幅に引き上げ | 大幅に引き上げ |
本人確認が済んでいないと、いくら審査が通っても利用上限額が低いままなんです。
「あれ?審査は通ったのに使えない…」という状況は、ただ本人確認が済んでいないだけかもしれません。
でも、心配しないでください!
本人確認は、PayPayアプリから簡単に行うことができます。
審査結果による初期設定
PayPayカードの利用可能額が5万円に設定されているもう一つの理由は、申込時の審査結果によるものです。
クレジットカードの利用可能額(利用枠)は、申し込み時の審査で決まります。
審査では、あなたの年収や勤務先、勤続年数、他社借入状況などの情報をもとに、あなたの返済能力を判断します。
特に、以下のような場合は初期利用枠が低めに設定されることが多いです。
- 初めてのクレジットカード申し込み
- 年収が低い、または安定していない
- 勤続年数が短い
- 他社借入がある
これは、あなた個人を評価しているわけではありません。
カード会社としては、新規の利用者に対して慎重になるのが一般的。
まずは少額からスタートして、利用実績を積みながら少しずつ信頼関係を築いていくという考え方なんですね。
不正利用防止策による制限
PayPayでは、過去に不正利用事件が発生したことがあります。
そのため、セキュリティ強化策として、クレジットカード決済に上限を設けている場合があります。
これは、あなた個人を疑っているわけではなく、全ユーザーの安全を守るための対策。
特に本人確認が完了していない場合は、より厳しい制限が適用されることがあります。
PayPayカードに限らず、他社のクレジットカードをPayPayアプリに登録して使う場合も、同様の制限が適用されることがあります。
アプリの設定やシステムの問題
時には、単純なアプリの設定やシステムの問題で利用可能額が低く表示されることもあります。
PayPayアプリ内で、自分自身が利用上限を低く設定している可能性もあります。
「アカウント」→「設定」→「支払い方法」から、自分で設定した利用上限がないか確認してみましょう。
また、アプリやウェブで表示される利用可能額が、リアルタイムで反映されていないケースもあります。
最近大きな買い物をした直後は、利用可能額が一時的に低く表示されることがあります。
システム上の反映に時間がかかることもあるので、翌日以降に再度確認してみるのも良いでしょう。
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paypayカードの利用可能額を5万から増やす方法
「5万円じゃ足りない!」と感じたら、利用可能額を増やすことを検討してみましょう。
PayPayカードの利用可能額を増やす方法はいくつかありますが、事前に知っておくべきことがあります。
- 増枠申請の方法と条件
- 一時増枠は不可能
- 増枠申請のリスク
- 増枠審査に通るコツ
それぞれについて見ていきましょう。
増枠申請の方法と条件
PayPayカードの利用可能額を恒久的に増やすには、「増枠の申し込み」をする必要があります。
増枠申請は、PayPayカードの会員ページやアプリから簡単に行うことができます。
ただし、いくつかの条件があります。
条件項目 | 詳細 | 備考 |
---|---|---|
入会からの期間 | 2ヶ月以上経過していること | 新規入会から2か月未満の場合は申請不可 |
支払い状況 | 延滞なく支払いを続けていること | 1度でも延滞があると不利になる |
利用実績 | コンスタントに利用していること | ほとんど使っていないと審査に通りにくい |
信用情報 | 他社での延滞や多重債務がないこと | 他社カードの支払いも重要 |
年収・職業 | 安定した収入があること | 年収が上がった場合は有利になる |
増枠の申請は、PayPayカードの会員メニューから「ご利用可能枠の変更」または「増枠の申し込み」を選択して行います。
必要事項を入力すれば、数日で審査結果が出ます。
審査は通常2〜3日で完了し、結果はメールや会員ページで確認できます。
一時増枠は不可能
PayPayカードの注意すべき特徴として、一時的な増枠(臨時増額)には対応していないことが挙げられます。
一部のクレジットカードでは、大きな買い物があるときだけ一時的に限度額を上げる「一時増枠」というサービスがあります。
しかし、PayPayカードではこのサービスは提供されていません。
増枠を希望する場合は、恒常的な増枠の申請を行う必要があります。
「今月だけちょっと多めに使いたい」という場合は、他社のクレジットカードを併用するなど、別の方法を検討した方が良いでしょう。
増枠申請のリスク
増枠申請に関して気になるのが、申請した結果、逆に強制解約になる可能性はあるのか、という点です。
結論から言うと、増枠申請をしただけで強制解約になることは基本的にありません。
一般的には、増枠申請が審査に通らなかった場合でも、現状の利用可能額でカードを使い続けることができます。
ただし、以下のような例外的なケースでは、カード会社の判断によって利用停止や強制解約になる可能性があります。
- 申請時に著しい信用情報の悪化が判明した場合
- 多重債務や複数のカードで延滞がある場合
- 申込時に虚偽の申告をしていたことが発覚した場合
これらは、増枠申請をきっかけに再審査される過程で明らかになる可能性があります。
通常の利用と支払いをしていれば、問題ないケースがほとんどです。
増枠審査に通るコツ
増枠審査に通るためには、いくつかのポイントがあります。
日頃から心がけておくべきことをご紹介します。
- 本人確認(eKYC)や本人認証(3Dセキュア)を必ず完了させておく
- 毎月の支払いを遅延なく行う
- PayPayカードを日常的に利用する習慣をつける
- 利用額は限度額の7割程度に抑え、毎月きちんと返済する
- 他社の借入やカード利用状況を健全に保つ
特に重要なのは、支払いの遅延を絶対に避けることです。
一度でも支払い遅延があると、その履歴は信用情報に記録され、増枠審査に大きく影響します。
また、利用実績を積むことも大切です。
カードをほとんど使っていないと「このユーザーは増枠する必要があるのか?」と判断される可能性があります。
定期的にカードを使い、きちんと返済する習慣をつけておきましょう。
そして、増枠申請のタイミングも重要です。
入会から6ヶ月以上経過し、安定した利用実績がある状態で申請すると、審査に通りやすくなります。
paypayカードの利用可能額が5万でも上手にやりくりする5つの方法
増枠申請が通るまでの間や、増枠が難しい場合でも、5万円の利用可能額でも上手にやりくりする方法はあります。
ここでは、PayPayカードの利用可能額を最大限に活用するためのテクニックをご紹介します。
- PayPayあと払い(PayPayクレジット)の活用
- 他社クレジットカードとの併用
- 分割払いやリボ払いの活用
- 利用上限設定や本人認証の見直し
- 支払いタイミングの工夫
それぞれについて詳しく解説します。
PayPayあと払い(PayPayクレジット)の活用
PayPayカードの利用可能額が5万円でも、PayPayあと払い(PayPayクレジット)を活用することで、実質的な利用枠を大幅に増やすことができます。
本人確認(eKYC)を完了させたPayPayカード本会員であれば、PayPayあと払いの上限は相当高く設定されています。
決済方法 | 過去24時間の上限 | 過去30日間の上限 | 条件 |
---|---|---|---|
通常のクレジットカード決済 | 2万円 | 5万円 | 本人認証(3Dセキュア)のみ完了 |
PayPayあと払い | 50万円 | 200万円 | 本人確認(eKYC)完了済みのPayPayカード本会員 |
PayPayあと払いは、チャージ不要で利用できるサービスです。
使った分は翌月27日にまとめて口座から引き落とされます。
例えば、PayPay加盟店での日常的な支払いをPayPayあと払いに切り替えることで、5万円の枠を気にせずにキャッシュレス決済ができるようになります。
特に、コンビニやスーパー、飲食店など、PayPay加盟店が多いエリアでは非常に便利です。
他社クレジットカードとの併用
PayPayアプリでは、VISA・MasterCardの他社クレジットカードも登録して利用することができます。
PayPayカードの枠が足りない場合は、他社のクレジットカードを使い分けるのも一つの方法。
他社カードをPayPayアプリに登録しておけば、支払い時に簡単に切り替えることができます。
ただし、注意点もあります。
PayPayアプリ内での利用上限は、カードごとに別々に計算されるわけではなく、合算されることがあります。
例えば、本人認証済みの状態で過去30日間の上限が5万円の場合、複数のカードを登録しても上限自体は変わりません。
しかし、直接カード決済や他社カードのアプリを使えば、それぞれのカードの限度額で買い物ができます。
分割払いやリボ払いの活用
高額な買い物をする場合は、分割払いやリボ払いを活用するのも一つの手段です。
PayPayカードは分割払いやリボ払いにも対応しているため、月々の支払い負担を軽減することができます。
例えば、3万円の買い物を3回払いにすれば、月々の支払いは約1万円になります。
これにより、一度に大きな金額を支払う必要がなくなり、限られた利用可能額でもやりくりしやすくなります。
ただし、分割払いやリボ払いには手数料が発生するため、計画的に利用することが重要です。
特にリボ払いは金利が高めに設定されていることが多いので、長期間にわたってリボ払いを続けると、想像以上に手数料がかさむことがあります。
利用上限設定や本人認証の見直し
思わぬところに制限の原因があることもあります。
まず確認すべきなのは、本人認証(3Dセキュア)や本人確認(eKYC)が完了しているかどうかです。
これらが未完了だと、自動的に厳しい利用制限がかかっています。
PayPayアプリの「アカウント」→「設定」→「本人確認」から、本人確認の状況を確認し、未完了であれば手続きを済ませましょう。
また、PayPayアプリ内で自分で設定した利用上限が低くなっていないかも確認しましょう。
「アカウント」→「設定」→「支払い方法」から、利用上限の設定を見直すことができます。
支払いタイミングの工夫
支払いのタイミングを工夫することも、限られた利用可能額を最大限に活用するコツです。
クレジットカードの支払日直後は利用可能額が回復するため、大きな買い物はこのタイミングで行うと良いでしょう。
例えば、PayPayカードの支払日は27日です。
この日の直後に利用可能額がリセットされるので、28日頃に大きな買い物をする計画を立てると、より多くの金額を使うことができます。
また、月の前半と後半で支払いを分散させることも有効です。
特に高額な買い物は計画的に行い、支払いサイクルを意識して利用することで、限られた枠でも効率的に活用できます。
PayPayカードの利用可能額が5万円しかない理由と対処法のまとめ
今回は、PayPayカードの利用可能額が5万円しかない理由と、その対処法について詳しく解説しました。
- PayPayカードの利用可能額が5万円に設定されている主な理由は、本人確認が未完了、審査結果による初期設定、不正利用防止策など
- 利用可能額を増やすには、本人確認を完了させ、良好な利用実績を積み、入会から6ヶ月以上経過してから増枠申請をするのがおすすめ
- 増枠申請をしても強制解約になることは基本的にないが、審査に通らない可能性はある
- 利用可能額が5万円でも、PayPayあと払いの活用や他社カードとの併用、分割払いの利用などで上手にやりくりできる
- 支払いタイミングの工夫や本人設定の見直しも効果的
PayPayカードの利用可能額は、時間をかけて徐々に上げていくものです。
焦らず、きちんと支払いを続け、良好な利用実績を積み重ねていきましょう。
そうすれば、自然と信頼関係が築かれ、利用可能額も増えていくはずです。
まずは本人確認を確実に完了させ、日常的にカードを利用する習慣をつけることから始めてみてくださいね。
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